クロエ - Chloé
About Me
本当のことを知りたい。 そこから目を逸らしたくない。
幼い私は、学校から抜け出して、本を読み漁っていた。 なぜ生まれてきたのか。自分は誰なのか。 それでも、どこにも見つからない。そんな“真理”なんて、そもそも存在しないのかもしれない。
探すほどに、 「そんなことより目の前のことをしっかりしなさい」「日常に感謝して暮らしていれば良い」 聞こえてくるのは、そうした、くぐもった音たち。 それでも、確実にそこにある、許されないとされる衝動。圧倒的な生命力。
聖性を求めるほど頭をもたげてくる、野生。 抵抗をやめた時、どうなるのでしょうか。 事実を積み重ねても、真理に到達しないというのなら、直接内部から叩き起こして、訊ねるしかないでしょう。
どこまでも侵させていった時、 きっと私は、初めて息をするのです。 それをしても、そろそろ良い頃合いでしょう。
For You
お互いのサガを認め合うのは、生まれてきたことを歓び合う行為、と思っております。
自身は存在してはいけないのではないか、などとのたまうほどの、異端の欲望は、全て私が救済します。
それが新しい鎖となるだけかもしれなくとも、きっとふたりで、何かを切り拓けるはず。
あなたの実体のない部分まで、照らし出すよう見つめるから、あなたもわたくしから、目を逸らさないで。
From LA SIORA
彼女のまわりは空気が違う。まず心地良さに包れる。次に引き寄せられる。 背が高くさくらんぼのような唇の華やか美人。容姿の良さに惹きつけられるのだろうか?いえ、それだけでない。これをオーラというのでしょうか? 人を魅了する何かに溢れている、カリスマ性も秘めている。決して威張ったり激しい自己主張をすることはない。だけど、この女性はドミナだと感じるはず。 しかし、SM未経験者です!将来に楽しみしかない。日欧のクォーター、英語対応も可能。
MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT | SUN |
1 - 7 | --- | 1 - 7 | 1 - 7 |
- 縛り: 講習中
- 吊り: 講習中
- 一本鞭: 講習中
セッションにおいて最も力を入れていることや重要視していること。
慈しむこと、など様々な言葉からいかに形容するか考えましたが、ベースに、「母性」。
そこに相反するかのように、加える「官能性」。 母。超えることの出来ない、それ無しでは存在すらしなかった自分。
あれは愛だったんだと思うしかない、そのために繰り返し、追体験しようとする、己に深く刻まれた最初の記憶。
再現をしても良い、上書きをしても良い。 モルフィンを含んだ乳。 命を紡ぐための鎖。 いけないことをすれば、叱る。しかし、根底には、無条件の愛がある。
わたくし自身すら望むような、理想の愛を、考えています。
SMに関してあなたが感銘した本、音楽、映画、アートなどはありますか?
これと言って実はSMに触れたことのないわたくし。しかしあれはSM要素だったのでは、というものは多々あり、この身に蓄積しています。
作品本来のテーマを度外視して唯一挙げるとすれば、映画『ファイトクラブ』。
冒頭で、「人は愛する相手を傷つけ、傷つける相手を愛する。」という台詞がある。 名もなき主人公と、もう1人の主人公、タイラー・ダーデン。
英語の台詞そのものを聴き取ると、伏線がこれでもかと散りばめられている。
資本主義にどっぷり浸かり、麻痺した主人公の感覚を壊し、再生するため、カリスマ性溢れるタイラーは、主人公を取り込み、徐々に全てを失うよう、嗾ける。 その手法、まずは、痛みから。
「傷跡ひとつないまま、死にたかないね。」
そう言いながら、半ば冗談混じりに、肉体への強烈なアプローチが始まる。 その荒療治は、さながらセッションである。
映画を最後まで観たことのある方になら、伝わるかも分からないが、わたくしもわたくし自身に、ドミナになるためのセッションをしているのかもしれない、と思う。
SMも、解放を味わうための緊縛、癒しを味わうための、痛み。なのだろうか? 痛みを痛みで取り去る、禊なのか。 もっとも、稚拙な啓蒙なんてものは、タイラーは認めないのだが。
苦しみで人は悟れないかもしれない。 しかし、きっと役目や理由があるから、この世に痛みは存在するのです。
それぞれの次元で、不必要なものなどない。 けれど、本当に必要なものは、何か?
それを知るためにSMを通るのも、悪くない。 SMの観点でみる、『ファイトクラブ』。いかがでしょう。
Where is YOUR mind??
こんなところでSMしたい!あなたの理想のダンジョンは?
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あなたにとってハードプレイとはどういうプレイ?
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ドミナそれぞれのテーマ曲」は何?
美しい薔薇には棘があるということと同じく、ときに武器を持たなくてはならない側にこそ、脆弱性を見出します。 わたくしの儚さが見え隠れした時には、あなたの目にはどのように映るのですか。 沸るものは、わたくしが壊れてしまえば、消えてしまうのですか。
さて。
いけないとされていることをほぼ全てあなたにさせていただいてしばらく。 暴力反対。というお馴染みの言葉の耳障りが、少しばかり変わってまいりますね。
この曲の誕生の理由を度外視にしつつも、核心に触れようとしたとして。 大小はあれど、そもそも負の刺激がなければ、人は構造体を保てなくなるとも聴きます。 麦踏みや、実をつけなくなった樹木を切り付けるかのように、
その矛盾を孕んだ原罪を背負いながら、 思うことは。 形あるものは、どうしても脆い。が、きっと壊れてからが、消滅するまでが、長いのである。
あまりにも長いその道のりを、あなたのその生命力をみて、そうなってからが本来の姿なのではないかと、 それは最早、壊れたという表現は適切ではなく、新陳代謝のマクロであり必然なのではないかと。
これが異常ではないという異常。
今日もあなたが素粒子に戻りきらぬように、あなたの存在を強固にするために、との大義名分のもとあなたの肌に爪を立てる。 傷口をわたくしの分泌液で治癒させながら続ける。
あなたはそれを取り込みながら再構築される。 出口のない、ふたり目を開けたままの輪廻の中で。
いつの時代、どこへ行って、どんなSMをしたいですか?
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もう一度やり直したい。後悔したセッションやマゾとの関係はありますか?
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あなたがSMプレイしたい有名人は?また、どんなことをしたい?
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「殺し屋イチ」についてドミナが語る
私が年齢一桁だった頃。 兄の部屋にタバコが染みた漫画雑誌が積み上げられているのに目をつけており、 兄と違い一切の娯楽を禁じられていた私は漫画というもの読みたさに、 忍び込んで盗み見ては飛んで自室に戻ると言うことを繰り返しておりました。
当時はそれが何を意味するのかがわからないまま、オムニバスのようなこの裸の男女の絵本をめくり、 中でも鳩尾を抉るような不快感と妙な興奮を呼び起こす話が、毎回ひとつだけあったことが焼き付いていた。 ただ、名前がわからない。
なにせ、ほどなくして母にバレ、
「お前えっちな漫画読んでたな!!!そこに正座しなさい!!いい?いやらしい人は地獄に落ちるのよ。 ……お前の父親のようにな!!」
と、いつもの演説が始まり、ひとしきり拝聴したのち雑誌は忽然と姿を消し、以来見かけることはなかったですから。
ゆえに戦慄しました。
※必読と描き殴られた紙袋にぎっしり詰まったこの漫画を読み進め、 あの日あの時の絵柄、記憶と少しズレたセリフ、あのシーンにまた巡り逢ったのです。
それがこの、『殺し屋1』です。
あれは今ここに居るわたくしに繋がる示唆だったのでしょうか。
名前の音読みで“少年A”のような響きとなる残酷な弱者、イチ。
先天的なのか後天的なのか、両方か。
同情を通り越して呆れるほど一般常識から感情から何からが欠落している。 原始的な幼さと、脳にリソースを割かない分の圧倒的パワー。 正当性を握りしめさせられた時に躊躇がなくなる者に対して私は弱者と呼びます。
背景を知る由もなく、このまだ見ぬ怪物に心を躍らせるは、M男性代表、ヤクザ垣原。この見覚えのある粘り強さよ…。
求める刺激と、日常では真逆の立ち位置である彼ら。
力関係を求めるいじめっ子。みんなと仲良くしたいいじめられっ子。 欲望をベースに、野性の嗅覚という脊髄反射で産まれる政治。 その上で行われる心理戦頭脳戦…
とは言ってみたものの所詮、一般的な学園生活に毛が生えたのを通り越し、毛皮で覆われたいわゆる畜生道である。 イチを深く傷つけたあの日々の延長線。
あやかるべきか悩ましくも、この方々、地に足がつきすぎるほどついていることも確か。
これからの人生での大切な鍵がありそうで探すのだが、弩級にアウトな変態達の濃厚さに嗅覚をやられて作業は難航。 人類学というくくりで読み進めるも、この垣原という男の発言を聞く度セッションの振り返りを余儀なくされる始末。
ただひとつ思ったことは。
何を愛とするか。それぞれのいびつさで、滅多に見つからないピースがハマると命が消し飛ぶほどの威力があるのですね。 ある刺激で、酔う。ある刺激で、我に返る。それを愉しむ。 己の限界をひたむきに、真摯にさぐる。 その一途さ。
貴方がたに会いたくなる作品。
それなりの決心を持って、もう一度、またもう一度こっそりと読むでしょう。 あの頃のわたくしのように。